機能・仕様

Tool Use(ツール使用)

別名: Tool Use / ツール呼び出し

Anthropicの呼称で、Claudeが外部ツールを使う仕組み。OpenAIのFunction Callingとほぼ同じ概念です。

一言で

Tool Use(ツール使用)とは、AnthropicのClaudeがユーザーの依頼に応じて外部の関数やAPIを呼び出す仕組みのことで、OpenAIで言うFunction Callingに相当します。

もう少し詳しく

開発者は使えるツールの名前・説明・引数の形式(JSON Schema)をClaudeに渡しておきます。Claudeはユーザーの依頼を読み解き、「このタスクには検索ツールが必要だ」「次は計算ツールを使うべき」と段階的に判断しながら、必要な引数を組み立ててツールを呼び出します。

Anthropicは2026年に「Advanced Tool Use」として3つの新機能を追加しました。Tool Search Tool(コンテキストを消費せずに大量のツールを検索)、Programmatic Tool Calling(コード実行環境内でツールを呼ぶ)、Tool Use Examples(手本を与えて精度を上げる)の3つで、大量のツールを扱うエージェント開発が現実的になっています。

ツールには2種類あり、自社サーバーで動かす「クライアントツール」と、Anthropic側で動く「サーバーツール」(web_search・web_fetch・code_executionなど)があります。

主な特徴

  • 段階的な判断: 複数のツールを順に呼んで一つのタスクを解く
  • サーバーツール内蔵: 検索・コード実行などはAnthropic側で完結
  • 大規模対応: Tool Search Toolで数千個のツールも管理できる

使われ方の例

  • Claude Codeでのファイル編集・コマンド実行
  • カスタマーサポートボットの社内検索・チケット起票
  • データ分析エージェントのSQL実行とグラフ生成

関連する話題

各社が独自仕様で実装していたFunction Callingを、モデル横断で標準化したのがMCPです。Tool Use自体はAnthropic API内の仕組み、MCPはモデルを越えた共通プロトコルという位置づけです。

参考ソース