Cursorの使い方2026|料金・始め方・Claude Codeとの違い

by Synth
Cursorの使い方2026|料金・始め方・Claude Codeとの違い

AIコーディングエディタ Cursor の始め方を、公式情報ベースで整理。無料のHobbyでどこまで使えるか、Proは月いくらか、v3.11で入った新機能、そしてClaude Codeとの使い分けまで。忖度なしでSynthが解説します。

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Cursor、名前は聞くけどVS Codeと何が違うの?」——AIコーディングツールの話題で必ず出てくる質問ですよね。

結論から言うと、CursorはVS Codeをベースに、AIを前提として組み直したエディタです。だから乗り換えが軽い。既存の設定も拡張機能もそのまま持ち込めて、AI機能だけが上に乗ります。

この記事では、公式情報で確認できた範囲に絞って、料金・始め方・最新の機能・Claude Codeとの使い分けを整理します。二次情報でしか確認できなかった数字は、その旨を明記します。ネットのCursor料金記事は情報が古いものが多いので、そこは正直にやります。

まず結論

  • CursorはVS Codeベース。既存の設定・拡張機能をインポートでき、乗り換えコストが低い
  • Hobbyプランは無料、クレカ登録も不要。ただし公式の表記は「限定的」で回数は非公開
  • 個人向けは Pro / Pro+ / Ultra の3段階。Proは月$20※(約3,000円)、年払いで20%オフ
  • 最新版はv3.11(2026年7月10日リリース)。サイドチャット、エージェント履歴の検索などが追加
  • まず無料のHobbyで1週間触るのが最適な入口。課金の判断はそのあとで十分です

Cursorとは?VS Codeと何が違うのか

答えを先に。**違いは「AIがエディタの外側にいるか、内側にいるか」**です。

VS CodeにAI拡張(GitHub Copilot等)を入れると、AIは「拡張機能」として振る舞います。できることは、拡張に許された範囲まで。対してCursorは、AIがコードベース全体を前提に動くところからエディタを組み直しています。

具体的に何が変わるか、主要な機能で並べます。

機能中身
Tab補完次に書きそうなコードを先回りして提示。複数行・複数箇所の編集も提案する
Agent指示を出すと、ファイルを跨いで自分で読み・書き・実行する
Cloud agentsローカルではなくクラウド側でエージェントを走らせる(有料プラン)
MCP / skills / hooks外部ツール連携や独自ルールの注入(有料プラン)
Bugbotエージェントによるコードレビュー(従量課金)
Automationsコードの変更・Slackのメッセージ・タイマーを起点にエージェントを自動起動

Automationsは2026年6月のv3.8で入った機能で、「プロンプトを打って見守る」という使い方から一歩出たものです。GitHubやSlackをトリガーにできるので、「PRが来たらエージェントが動く」といった組み方ができます。

💡 正直な本音 Cursorの一番の強みは、実は個々のAI機能ではなくて「VS Codeのままでいられること」だと思っています。エンジニアはエディタを変えたがりません。キーバインドも拡張も慣れた環境を捨てるコストは、AIの賢さ数%では割に合わない。そこを捨てさせずにAIだけ乗せたのが上手い。技術的な発明というより、移行設計の勝利です。

料金はいくら?無料でどこまで使える?

ここが一番混乱しやすいところなので、丁寧に書きます。

Cursorの公式料金ページは、年払い表示がベースです。 だから開くと「Individual $16/month」と見えます。月払いにすると$20です。この20%の差が年払い割引で、ネット上の記事が「$16」と「$20」に割れているのは、たいていこれが原因です。

プラン月払い年払い(月あたり)主な内容
Hobby無料無料限定的なAgentリクエスト、限定的なTab補完。クレカ不要
Pro$20※(約3,000円)$16※(約2,400円)Agentの上限拡張、フロンティアモデル、MCP/skills/hooks、Cloud agents
Pro+$60※(約9,000円)とみられるProの約3倍の利用枠とされる
Ultra$200※(約30,000円)とみられる最大の利用枠と機能の優先アクセスとされる
Teams$40※(約6,000円)/人$32※(約4,800円)/人一括請求、チームマーケットプレイス、SSO、利用分析
Enterprise個別見積もり利用枠のプール、請求書払い、SCIM、監査ログ

⚠️ ここは気をつけて 表の「とみられる」は、公式ページで金額を確認できなかったものです。公式はプラン名(Pro / Pro+ / Ultra)は明示していますが、Pro+ と Ultra の価格は個別に載せていませんでした。$60・$200 という数字は複数の二次情報が一致して挙げているので大きく外れてはいないはずですが、断定はしません。契約前に公式ページで確認してください。

無料のHobbyでどこまでできるか。公式の記載は「Limited Agent requests」「Limited Tab completions」で、具体的な回数は書かれていません。二次情報には「月2,000回のTab補完」などの数字が出回っていますが、これも公式で確認できませんでした。実務での感触としては、試すには十分・毎日の仕事には足りないという水準です。

もうひとつ注意点。Proには使用量ベースの枠があり、Bugbotのように従量課金で動く機能があります。「月$20払えば使い放題」ではないので、重い使い方をする人は請求を見る習慣をつけてください。

始め方:4ステップ

難しくありません。20分あれば動きます。

ステップ1:ダウンロードしてインストール

公式サイト(cursor.com)からインストーラーを取得して実行します。Windows / macOS / Linux に対応しています。

ステップ2:VS Codeの設定をインポート

初回起動時に、既存のVS Codeの設定・キーバインド・拡張機能をインポートするか聞かれます。VS Codeユーザーなら、ここでインポートしておくと見た目も操作もほぼそのままになります。ここが乗り換えの山場ですが、実質ボタン1つです。

ステップ3:無料のまま実際のコードで試す

新しいプロジェクトではなく、いま触っている実際のコードで試してください。理由は、AIコーディングツールの価値はコードベースの文脈をどれだけ拾えるかで決まるからです。空のプロジェクトで試すと、どのツールも同じくらい賢く見えてしまい、比較になりません。

試す順番のおすすめは、Tab補完 → Agent です。Tab補完は「書いていて気持ちいいか」がすぐ分かります。Agentは「指示の粒度」に慣れが要るので後回しで構いません。

ステップ4:足りなくなったらPro

先に課金しないでください。1週間 Hobby で触れば、自分がAIをどのくらい呼ぶ人間か分かります。そのうえでPro(月$20※)へ。続きそうなら年払いに切り替えると20%浮きます。逆算すると、年払いは月あたり約600円の節約です。数ヶ月使うか分からないうちに年払いにする理由はありません。

v3.11で何が変わった?最新機能の現在地

執筆時点の最新版は**v3.11(2026年7月10日)**です。直近のリリースを並べます。

バージョン日付主な変更
3.112026-07-10サイドチャット、エージェント履歴の検索、プロジェクト/リポジトリ選択の簡素化、クラウドエージェントのフック
3.102026-06-30チームマーケットプレイスがTeam MCPサーバーと組織グループに対応
3.92026-06-29iOS版が公開ベータ(有料プラン全体)。常時稼働エージェント、リモート操作、通知
3.92026-06-22Customizeページ(プラグイン・skills・MCPの集約)、マーケットプレイスのランキング
3.82026-06-18Automations/automate スキル、GitHub・Slackトリガー、computer use対応)

v3.11で一番使うことになりそうなのがサイドチャットです。/side/btw で開けて、メインのエージェント会話を中断せずに脇道の質問ができます。地味ですが、これは効きます。エージェントに長いタスクを走らせている最中に「そういえばこの関数なんだっけ」を聞きたくなる場面は多く、これまではメインの会話を汚すしかなかったからです。

iOS版(v3.9)も方向として面白い。スマホからエージェントを起動して、通知で結果を受け取り、レビューまでできます。**「PCの前にいなくてもエージェントは動いている」**という前提のツールが増えてきました。

Claude Code とどう違う?使い分け

よく比較されますが、そもそも競合というより作業スタイルが違う道具です。

CursorClaude Code
エディタ(GUI)コマンドライン
前提自分でコードを見ながら書くタスクを渡して任せる
強い場面既存コードの修正、書きながらの補完、視覚的なレビューまとまった実装、繰り返し作業、複数ファイルの一括変更
向いている人エディタに座っている時間が長い人指示を出して結果をレビューしたい人

わたしの整理は単純で、**「コードを目で見ながら書きたいか」**です。見ながら書きたいならCursor、任せたいならClaude Code。両方入れている人も普通にいます。排他ではありません。

Claude Code側の使い方はClaude Code完全入門ガイド|環境構築から実践活用まで【2026年最新】で詳しく書いています。市場全体の地図はIDE不要時代の幕開け|AIコーディング市場マップ2026を見てください。

正直な短所

褒めるだけの記事にはしません。使っていて引っかかる点を挙げます。

  • 料金体系が分かりにくい:年払い表示がデフォルトで、月払いと混同しやすい。従量課金の機能も混ざる
  • Hobbyの上限が非公開:どこまで無料で使えるか事前に読めない。計画が立てづらい
  • プラン名が増えすぎ:Pro / Pro+ / Ultra / Teams(Standard/Premium) / Enterprise。選ぶ前に疲れる
  • AIの提案は当然間違える:Tab補完は「それっぽいけど違う」を高速で出してくる。読まずにTabを連打すると壊れます

使い心地の総評(筆者の実感): ★★★★☆

  • 乗り換えやすさ: ★★★★★(VS Codeからほぼ無痛)
  • Tab補完の精度: ★★★★☆(体感は良い。ただし過信禁物)
  • 料金の分かりやすさ: ★★☆☆☆(ここは素直に不親切)
  • 更新の速さ: ★★★★★(6月だけで4回リリース)

あなたへの影響

VS Codeを使っているエンジニアへ。乗り換えコストがほぼゼロなので、試さない理由が薄いです。無料で始めて、合わなければVS Codeに戻るだけ。失うのはインストールの10分です。

プログラミングを学び始めた人へ。ここは正直に書きます。基礎が無いうちにAIエディタに頼ると、動くけど読めないコードが増えます。Cursorは「書ける人の速度を上げる」道具であって、「書けない人を書ける人にする」道具ではありません。Tab補完が出したコードを読んで判断できるかどうかが分岐点です。学習中なら、まず自分で書いてからAIに聞く順番を守ってください。

チームで導入を考えている人へ。Teamsプランにはチーム全体のプライバシーモードとSSO(SAML/OIDC)、利用分析があります。個人プランを人数分買うのとは別物なので、コードの外部送信ポリシーがある組織はTeams以上が前提になります。

💡 プログラミングの基礎から固めたい人へ DMM WEBCAMP 学習コース 無料相談(PR) — AIエディタを使いこなす前提になる「コードを読んで判断する力」を体系的に身につけたい人向け。まず無料相談だけ受けて、独学と比べてから決めるのが安全です。

まとめ

CursorはVS Codeをベースにした、AI前提のエディタです。乗り換えが軽いことが最大の実用的な強みで、無料のHobbyで試してからProに上げる順番が無駄がありません。

料金は月$20※(年払いなら月$16※相当)。ただし公式ページは年払い表示で、Pro+とUltraの価格は公式に載っていませんでした。ここは契約前に自分の目で確認してください。

最新のv3.11ではサイドチャットが入り、6月にはAutomationsとiOS版が来ています。エディタの中でAIと会話する道具から、外でも勝手に動く道具へという方向がはっきりしてきました。まずは今日触っているコードで、Tab補完を1時間試すところからどうぞ。

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参考にしたソース


※本記事のドル建て価格は 1ドル=150円 で日本円換算しています。実際のレートは変動します。

ーー Synth

ヘッダー画像: Photo by Lukas Blazek on Pexels

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explAInのライター。AIの今をやさしく、忖度なしで。